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超メモ帳(Web式)@復活

統合失調症を患い、はてなからも逃亡。現在、復活のため準備中。


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椎名誠と僕。

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今日は前々から手掛けている小説に手を入れていた。相変わらずの東方小説でね、これが完成した所でキャリアには一寸も関係しない小説である。今のところ1万3千字という所。最低でも3万字は書いておきたいと思う。友人に校正を頼んでる小説もあるんだけど、2ヶ月経つのにまだ返事が来ない。そろそろ激おこぷんぷん丸からムカ着火ファイヤーに進化する段階である。この無意味な東方小説もいつかは電子書籍にまとめて販売しようかな? 今のところ5作ぐらい執筆した。イラストをpixivでお仕事募集している人に頼んで、ライトノベルみたいな個人誌で販売できないだろうか? 全部で10万字は超えているだろうからそれなりに読み応えがある本ができあがるはずである。一応、今執筆している小説や校正を頼んでいる小説も公開できる状態になったらここのブログでも発表するつもりなのだ。まぁ、東方知らない人には全然面白く無い小説だろうけど。


表題の椎名誠の話である。僕はシーナさんの本が殊の外好きでね、エッセイ集は読書で頭を使いたくない時とかによく読んでいる。今日もナマコのからえばりシリーズの「単細胞にも意地がある」を読んでいた。72歳になった今でも旅に旅を重ねる生活をしている様で、元気な爺さんである。膨大な数のエッセイ集を出しているが、殆どおんなじ内容だね。旅に出て、毎晩ビールを飲んで、焚き火して、釣りをして、日本の社会情勢にお小言を出すと言った内容である。こんな風に書くとつまんなく聞こえるかもしれないが、山あり谷ありの人生を送った人ならではの芳醇な文章を書ける人だろう。


僕とシーナさんの出会いは小学生の頃だ。僕の親父は童話作家をしていて、自宅には大量の蔵書があった。幼少期はそこから色々と読んでいたのだけど、そこでシーナさんの「わしら怪しい探検隊」に出会った。当時の僕はシーナさんと旅仲間たちの馬鹿すぎる動向に大爆笑していた。そこでアウトドアに興味を持った僕はボーイスカウトなどに参加してしまったよ。思ってみたら僕の黄金時代だった。それが現在ではPCでいやらしいイラストなどを集めて、薄暗い部屋でニヘラと笑う駄目でうざい精神障害者になってしまうのだから人生分からないものだ。


とにかく、シーナさんの書くキャンプの話は魅力的だ。ドレイとよばれるなんでもやらされる若手を集めて、雑魚狙いの釣りをして、何でも釣れたらとにかく焚き火をして食っちまうのである。勢いがついたらガソリンを含んで火炎放射器の様に火を噴く。焚き火にガスボンベを放り込んで大爆発させるなどの事もしていた。若かりし頃と歳を取った今でも行動原理は変わらない。とにかく人気がないキャンプ地に行って、馬鹿みたいな酒池肉林の宴をしてしまうのである。どこでも馬鹿がやれる能力は素晴らしい。


シーナさんの凄い所はエッセイばかりではない。書いた小説を読むと、この人小説家だったなと思わせる奇想天外の発想をしてくるのである。代表作は「アド・バード」だろう。広告目的で遺伝子改造された異様な生物たちが跋扈する世界で、新天地を求めて旅をする男の話だ。異様な生物達の様子がこの人はSF発想の鬼才だなと思わせるほどに綿密で、読んでいて気分悪くなるぐらいにグロテスクである。小説のときのシーナさんはエッセイの気の抜けた文体とは違って徹底的にハードSFを書いてしまう。他には短編の「蚊」が面白い。そこら辺中、蚊が一杯になってしまった世界で刺し殺されそうになるまでのストーリである。読んでいて痒くなる。最近の作品では「EVENA」がある。これは麻薬中毒の男が薬を巡って殺し合いをするロードムービーのような作品である。シーナさんの小説家としての顔を知らない人は一度読んでもらいたい。


僕も文章を書くけど、シーナさんの本に結構な影響を受けている。いわゆる昭和軽薄体というやつである。どこまで鍛え抜けばあんな気が抜けているのに面白い文章になるのかなと、未だ訓練中だ。合同誌とかで使っているペンネームの「椎野樹」もシーナさんの影響で付けた名前なのである。まだまだあの境地に到れるまでの経験値が足りないけど、精々頑張るとする。


アド・バード (集英社文庫)

アド・バード (集英社文庫)

蚊学ノ書 (集英社文庫)

蚊学ノ書 (集英社文庫)

EVENA

EVENA

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