超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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一度は心を折られないと人って成長しないのかも。

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今日は午後から役所に行ったからついでに知念半島一周してきたんだ。





垣花樋川(かきのはなひーじゃー)の写真。4時ぐらいの写真だからそれほど海の写りが良くない。垣花樋川ってのは日本の名水百選に選ばれた湧き水が湧いている場所なんだけど、拝所の意味も大きいかもな。


まー、沖縄の人しか分からん事を言うが、僕は自分のことをサーダカーだと思っていてビンシー持って拝所を拝みまくっていた。城跡とか格が高すぎるところまでビンシー持って行っちゃったもんだから今まで変な拝みをしてただろ?ってユタとかカミンチュからは怒られるのよ。いやー、こういう罰当たりな事したらバレるんだなやっぱり。もうちょっと歳取って墓関係の話になった時に何かのトラブルが発生するかもしれん。こうやって軽く話しているんだけど何が起こるかまじ怖い。


垣花樋川も大きな湧き水だから立派な拝所があるのね。地元の部落の拝所だろうけど知念だからなにかしらの意味があるかもな。まぁこういうのは地元の人以外は関係ないのでパワースポットとか言って来てほしくないんだけどな。昔はクレソンとかがたくさん生えていて摘んでいってサラダにしたもんだ。ひっそりと隠れたオアシスみたいなところなので知念半島でちらっと巡回先に含める分には良いかもしれない。ただし、かなり急な坂道の石畳の下にしかない場所なので運動靴とかで来ないと厳しいだろうな。



さて、今日の本題。人の心って座学で自己啓発的な勉強をしたところで全然成長しないよね。一回場当たり的な旅なんかして心を折られるぐらいの苦労をしないと人って成長しないかも。こういう事考えたのはネコ師匠が自身の経験を書いてたエントリーを読んだから。


gattolibero.hatenablog.com


思春期から大学生ぐらいまでにかけての自意識が伸び続けている時期なんかはひたすら悶々と「自分ってなんだろう?」みたいな事を悩むわけよ。これはもう誰しもが通る道。逆に自意識過剰になって自己啓発本を毎日3冊ばかし読む意識高い系になって人生悟ったつもりになるのもこの時期だ。だけど、ガキンチョ一人の頭で組み立てた世界観なんて世間じゃ全く通用しない。こういう伸びた天狗の鼻は新卒で会社に就職してからの3年ぐらいで、社会との摩擦で心を折られて初めて自分の実力に気がつく。だけどその際、運が悪いと病んでうつ病なんかになっちゃったりするんだな。


だから、ネコ師匠が勧めるみたいな場当たり的な旅にでて、自分探しの旅をしてみるのもありかなーとは思うんだ。自分で書いてて思ったけど「自分探しの旅」の字面は間抜けだな。もうちょっと文学的な手垢がついてない表現はないものか。探して見つかるものなんて本当の自分じゃないよ。本当の自分ってものはいつも直ぐ側にあってふとした拍子で気がつくものだよ。


ただまぁ、旅で気がつく人なんてレアケースの方じゃないかなぁ?ネコ師匠もニートや引きこもりにオススメと言ってるが一般的な方法では無い気がするな。環境を変えてみるってのはありだと思う。しかし、ちゃんとサラリーマンをして会社の上司とか先輩とかの人間関係の中でみっちりと叩き上げられるってのはそんなに否定されるものでもないぞ?なんか、最近の社畜とか言って働くことを馬鹿にする空気の中では言いにくいが、ちゃんと社会で戦っている人は会社の人間関係の中でガンガンに心を折られて、ナニクソと思いながら立ち上がってちゃんとシステムの中で戦い抜いている人だ。クソみたいな上司を「ぶっ殺してぇ」と内心で思いながら表面上ではご機嫌伺いするような心の殺し方が出来る中間管理職は、自身のストレスはともかく部下から見ると信頼が高い人物だ。普通のことを普通に出来る人を馬鹿にするのは間違ってる。人は誰しも主人公になりたがるものだが実際の世界を動かしているのは無数の名も無きモブだ。


まー、僕もブラック企業で心を折られて病んで障害者になったクチなのだが、この境地で見えてくるものもあるわけだ。不器用だから、社会からドロップアウトするまで努力して初めて真実に気がついた。自分で自分にYESといえるなら、どんなに他人から罵倒されようが関係ない。周りから期待される役割をぼちぼちと果たして、自分の好きな事ができるならそれはそれで充実した人生だ。僕はこういう境遇なのだけど死ぬ間際に「充実した人生だったか?」と問われたら、3分ばかし悩んでYESと言うだろう。即答はできんな。あまりにもマイナスがでかい人生だもの。だが、自分の人生を肯定できるのは自分だけだ。何度も心を折られていたらそれぐらいのタフさは身についた。


それでも人生にイエスと言う

それでも人生にイエスと言う

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