超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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清明祭の話題から、うちの馬鹿親父が起こした大問題の話。

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4月ってのは沖縄では清明祭の時期でな。要はお墓参りの時期なのさ。親族一同があつまるシーミー(清明ってこう呼ぶ)は明日なんだけど、明日は基本情報技術者試験で朝から夕まで時間がない。なんで、ウチラの家族は今日済ませてきた。


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↑こういう形式の墓もある。まぁ一応、内地の方は珍しいかと思って亀甲墓の画像を上げてるけど、これ結構セキュリティ的に不味いかもな。沖縄の一族ってのは相当に規模が大きくてな、沖縄各地に数百以上の家族数で散らばってるのよ。僕の一族の誰かがこの写真を見つけたら「あぁ、ウチの門中墓だな。このブログの内容なら多分、どこそこの長男のアイツだ」って身バレするんよ。また、ウチの家系は沖縄の歴史上のちょっと有名人を出した一族だから、分かる人にはこの画像だけで「某の門中墓だな。あのあたりに住んでる奴か」ってバレると思う。ありえんだろうとは思ってるけど、沖縄の親族ネットワークっていうのは結構ヤバいのである。どこぞのオジィの33回忌とかもお祭り騒ぎである。僕もよく知らんのだけど、33回忌を迎えると神様に繰り上げられるってことで結構でかいイベントなんである。僕の親族でも最近あって、人が入り切らんから公民館貸し切ってやった。


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クァッチー(ご馳走)とウチカビ(あの世のお金)と酒とお茶を備えるのが沖縄での墓参りのやり方。僕らは一家族だけで参加しているからこんな寂しい風景になっているけど、本来はシーミーってのは親族一同が集まるから墓の前にズラッと各家のクァッチーが並べられるのさ。僕のウチでは重箱に入った古風なクァッチーを出しているけど、これは気持ちである、要するにご馳走ならなんでもいいのだ。ホールのチーズケーキを出したり、オードブルセットを出したりする家族もいる。シーミーは春先にご先祖様と一緒に宴会しようっていうようなお祭りなんである。なんで、ビールを持ち込んだりして宴会騒ぎなんである。ま、子供は大喜びだけど、大人は知らない親族ばっかりの中でぎこちない会話をしないといけないイベントなんだけどね。


このシーミーの準備とかは女系家族で受け継がれていくものでな、どういうやり方をやるかというのが各家庭によって違うのよ。なんつーか、この手の仏壇事の取り決めってのは沖縄では鬼のように厳しくてな、手を抜くと「罰が当たるぞ!」とオバァから怒鳴られるんですよ。いや、ウチがちょっと特殊なのかな。曾祖母が「カミンチュ」と呼ばれる、いわゆる霊能力者でな。仏壇事は極めて厳密にやっているのよ。オバァなんかもひいオバァからきっちりと仏壇事を厳密にやるように言い渡されているんである。母親も厳しく仕込まれていてな、屋敷の御願からウガンブトゥチまで自分でやるのよ。


まぁそれはいいんだ。これからが厄介な話でな。ウチの父親は祖父と仲が悪くてな、墓を継がないつもりだったらしいんだわ。何を考えているのか分からんが、この馬鹿親父はキリスト教の洗礼を受けようとしたり、そこらで市販されている永代供養墓を買ってまでして墓を継ぎたくなかったらしい。ちなみに親父は長男なんだけど墓は次男のおじさんが継ぐことになっている。まぁ別に墓を継ぐ人が居なくなるという最悪の事態は避けられたんだけど、困るのは長男の長男である僕の立場である。母親と離婚したあとどっかをほっつき歩いているから親父のその後はしらんのだが、どうも親父は母方の墓に入ろうとしているらしいのよ。つまり僕の祖母の墓に入ろうととしているらしいんだわ。ホントに迷惑。止めて欲しい。うちの親父は人格破綻者なんである。常識的に考えて無茶苦茶なことを平気でしようとするからなアイツは。自分の思ったことを実現しないとありとあらゆる手段を使って暴れるのである。そういうことをされると僕の代からどこの墓に入るかの大問題が発生する。


オジィが本気で激怒して、ユタまで雇って僕らの立場は救おうとしているからまぁなんとか事なきを得ているのである。つまり親父は一族から外されているんだけど、その分、僕までしわ寄せが来ているって所があってな。オジィが亡くなって財産分与とかの話になったときどういうことになるのか今から怖い。それほど僕は次男おじさんと仲が悪いとかはないんだけど、そもそも親父は周りに迷惑かけた以外何もやってないからな。何言われても文句は言えないのである。それに親父が死んだ後に本当に永代供養墓に入ったりしたら墓参りの問題とかそれはそれで揉めるからな。なんかさー、僕はそれほど歳食ってない若めのオッサンなわけですよ。なんで今から墓問題を悩まないといけないのか理不尽過ぎる。

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