超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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「私」というたった一回の現象。

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知念の海が見えるカフェの調査中なの。今日行ったのはCafeやぶさち。知念にはいろんな隠れ家カフェが集中しているのだけど、回転が早くて潰れている事も多いのさ。


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知念半島は沖縄の聖地でね。いろんな創世神話関係の御嶽が集中している。この辺りは僕の地元でしてね、最近、観光地化していてもにょることが結構あるのさ。ユタが言うには斎場御嶽から神様が居なくなってるって話も聞いてね、久高島まで観光地化している辺りで苛立ちを隠せなかったりするのさ。いや、これは文化の破壊よ? 御願関係までなにもかも切り売りしてたら何も沖縄に残らんわ。僕はオバァがカミンチュだったりして信心深いのでこういう商売には文句つけることにしている。普通に観光として来る分には歓迎するけど、内地からの移住とかに対しては敵視してる地元民も結構いるよ。


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フルーツタルトと珈琲セット。珈琲はコーヒーマシンで入れたやつで明らかに手抜きだな。フルーツタルトは手作りなんだってさ。それなりに美味しい。これで800円。量がありそうなランチメニューもあるな。まぁ僕は海を眺めながら珈琲タイムが出来るんだったら別に文句は言わない。一時間ばかりぼんやりと佇んでいたのさ。ここは浜辺の茶屋みたいに中国人が沢山居るわけではないので落ち着く。中国語はうるさいね。ナイチャーの自撮りも苛つくけど中国人の団体客なんかが居たりすると最悪。僕が行きたいのは地元民が好む静かなカフェである。



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こういうカフェ紹介は不定期にたまにする。まぁ僕はコンビニ珈琲片手に海辺をぶらぶらしてるだけでも満足できるタイプなのでレビューはあまり参考にはならないだろう。たまには中部方面も足伸ばそうと考えていたりする。


さて、本題は適当だ。なんか哲学っぽいテーマを書いてみようかとも思うんだけど、タイトルは思いつきだ。これでいきなりメルロ=ポンティ現象学がどうこうみたいな話が出来たら格好いいんだけど、所詮僕の哲学は付け焼き刃だ。哲学ってのは偏見を取り除いて純粋な思考で物事の本質を考えることだと思っている。先人の思想を知っていれば車輪の再開発を避けることができるけど、それだけだ。何の教育も受けていないアフリカの子供たちであっても哲学はすることができると思っている。「生きるってことは生きることなの」、聖剣伝説LOMのサボテン君の人生の答えだがこれはただの子供っぽいトートロジーだろうか? 本気で生きているとこういう答えに行き着いてしまうこともある。西田幾太郎の純粋経験ってこういう言葉でも表現できるのではないのだろうかと僕は思うのである。


哲学のありがちな主題として「自分は何か?」という問いがある。深く考えれば考える程どツボにハマるテーマである。何故ならばこれに正確な答えは無いからだ。それっぽく哲学的な回答をするならば、デカルトの「我思うゆえに我あり」(コギト・エルゴ・スム)と回答すればいいだろう。だけど、この答えで納得できます? できないでしょう。これはデカルトが出した正解であって本人が頭で悩んで出した答えじゃないからだ。これに対して正しい答えを導きだすには、実際に人生を生きてみるしかないというのが僕の回答だ。


猫や犬と人間が違うのは「自分が死ぬ」ということを知っているかどうかだという。犬や猫は自分が死ぬことを考えずにただただ目の前に出された餌や異性を追いかけて生きているだけだ。人間は自分という存在がいつか滅ぶことを知っているので、宗教や哲学を作り出すことができた。「メメント・モリ」という警句を知っているだけで思考の幅は広がるだろう。


ここまで書いてきた文章はそれっぽく哲学的なキーワードを散りばめた散文的な文章でしか無い。無責任だと思われるのも嫌なので、僕がたどり着いた人生の答えだけは提示しておこう。


ニーチェは「ツァラトゥストラはかく語りき」で何度も何度も繰り返される永劫回帰の世界の中でも超人はたったひとつの答えにたどり着くと言う事を喝破した。超人は繰り返す世界でも「これが生か、さらばもう一度!」と全ての現象を祝福することが出来る存在である。「私」はたった一回、今その瞬間にしかない一度きりの現象である。これを認めた時のみ世界が意味を持つ。


悩め若人。「若さ 若さってなんだ? 振り向かないことさ」(宇宙刑事ギャバン)これも答えだ。

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