超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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年越しで読むつもりの本達を紹介しよう。

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昨日飲み会で散々飲んだから午前中はぶっ潰れていた。二日酔いしてないだけマシだけど、いい加減いい歳なんだからガキみたいな飲み方をしたらいけないなと思った。飲んだのはビール中ジョッキ2杯、泡盛水割り2杯、電気ブランのロック。家に帰ってきてもロングのチューハイ2本をちびちびやりながらブログ書いてた。自慢じゃないが酒は強い。最高記録はウイスキー大瓶一本を一人で干した経験がある。まぁ週末飲むだけなのでアル中の心配は無いだろう。


昼過ぎ起きて、なんか忘れていたな―と思っていたら図書館の本だわ。2週間ごとに図書館に行って本を借りてきている。そんなにお金持っている訳ではないからね、日々読む本は図書館から借りてきている。なんで図書館行って本の返却と貸出をしてきた。


中途半端な時間に着いちゃったので次のバスの時間まで時間を潰すために、ピース又吉の『第2図書係補佐』を読んでいた。いやー、又吉はエッセイ上手いな! 読書家でもある又吉が古今東西の様々な本から連想される自身の経験をエッセイとして書いてあるんだけど、卑屈な性格と暗い人生経験が見事ギャグとして昇華されている。そういやコイツ芸人だったよなと思い出した一冊であった。


又吉直樹といえば芥川賞の「火花」だけど、僕はあれはそれほど面白いとは思わなかったよ? 一応、芥川賞取った時に自腹で買って読んでみたんだけど、それなりの読後のペーソスとか芸人の視点とかがあったけど、芥川賞を取るほどの人間の掘り下げが出来ていたかどうかといえば、他の純文学の作家の作品のほうが芸術性高いんじゃね?というぐらいだった。まぁ直木賞芥川賞は話題性中心の賞だからな。芸能人に取らせた方が話題にはなるからね。又吉が「火花」の後も作品を書くつもりがあるかどうか疑問だし、他の作家に取らせたほうが文学界全体の為には為になったんじゃないかなーと思う。


じゃあとりあえず、今日借りてきた本のリストアップでもしておくかね。


僕の読書傾向としては小説・エッセイが八割で後の二割で自己啓発系とか新書を読む。だからプロブロガーみたいにアフィリエイトで稼ごうとか企むこともできない。あの人達はその時読んだ自己啓発本で得た知識を、さも人生すべての答えみたいに取り上げた上でamazonアソシエイトを貼り付けるからね。僕にはそんな面の皮が厚い真似は出来ないな―と思う。まぁあんまりプロブロガーdisも止めておいた方がいいか、自分もアドセンスは貼ってるしな。


今回借りてきたのは割とメジャーどころを集めた感じだな。最近、あんまり頭を使いたくなくてね。細々としたミステリーとかは読みたくない。物語の筋がはっきりしている作品で描写などで感動したい感じ。好きな作家は桐野夏生高村薫などですね。あんな人生をちゃんと描くことができる骨太の作家の作品が好き。でも一番好きな本は?と聞かれた時に梨木香歩の「西の魔女が死んだ」と答えちゃうから割となよなよ土佐日記な性格してるかもしれん。


トンデモ本が一つ入ってる。高橋克彦の「書斎からの空飛ぶ円盤」である。パラパラとめくってみた時に衝撃を受けましてな。宇宙人とか前世とかをみっちりと書いてあるようだ。僕はこういう本も好きなのである。と学会的な意味で。


この手のトンデモ本はワクチン的な効果で読んでおいたほうが良いと思う。いざ、オカルトやスピリチュアルの信者と対峙した時に知識があんまり無いと太刀打ちできないですぜ。意外と世間にはこの手の信者は多いですからな。手も足も出ず洗脳されると目もあてられないと思う。前提となる科学知識を身につけていないとトンデモ本は只々専門用語の羅列しているだけの本だけど、間違い探しの様にツッコミながら読むと、なかなかに味わい深い読書体験をすることができる。


高橋克彦は著名な作家なのだけど、オカルトに完全に被れてしまっている。終末論や陰謀論を撒き散らす事に、と学会の山本会長が本気で批判したこともあるらしい。なまじ表現力がある作家がこんな思想に引っかかってしまうと、作品などで感染者を広めてしまうから厄介だろうな。どうして人はオカルトに走ってしまうのかは物語の一つのテーマに出来るかもしれない。中島らもの「ガダラの豚」はそんなテーマの作品でしたな。「ガダラの豚」も面白いから是非読んでみてください。


さて、今年の読書納めは今回借りてきた本でするつもりである。一年が速いな。今年、何が出来たかと考えた時にめまいがするぐらい何もしてない。まぁ入院していた年に比べるとマシである。少なくとも上向きにはなっているかな。来年は何かを成し遂げたいね。

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