超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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書く文章と自分の距離は変わったか?

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以前、こんな事書いていたなぁ。

 

www.ituki-yu2.net

 

要約すると、「書く文章に自分の嫌な部分が出てきて嫌だ。ブログではキャラクターを演じるのがうまいやり方だ」という、所かな? 毎日、文章を書くことは慣れてきたけど、自分の内面との距離が離れてる気がするから再考しよう。

 

この文章を書いたのが2014年8月。この時は統合失調症で陽性症状が見事に発症していた頃である。周りから監視されていて、ブログも身バレしていると考えていた時期だ。支離滅裂な文章書いているかと想像していたが、予想以上に整った文章になっているから意外だ。ただ、結末の部分でローカルに引きこもろうとしている意思が感じられるのがこの頃の文章だな。

 

告白するとね、ここ最近のブログで書いている文章には自分の感情的なものは殆ど表現されていない。文章的なテクでどう捏ねくり回せば面白くなるか?という考えでこれらの文章は書かれている。ブログを書く上ではペルソナというものをきっちり纏っている。だから、文章量ではそれなりに語っている様だが、内面は全然書き込まれていないのである。それでも、自分の好きなもの嫌いなものぐらいは混ざってくるから表現というのは面白い。

 

2014年頃の僕は内面と文章が近すぎて困るという悩みを持っていた様だね。でも、その頃の文章を読み返してみると、拙いながらもその頃の方が面白い文章を書けていた様な気がする。持っている熱量を直にエディターに叩きつけている文章だ。今は、なんとなく文章を捏ねくり回して長文をひねり出そうとしている。ブログを楽しむという意味では以前の方が楽しめていた。

 

その頃と今では生活にも差があるから、それが文章にも影響を与えているのだろう。2014年頃のブログの書き方は仕事から帰ってきて、22時頃にブログを立ち上げて思いつくことを殴り書くという生活だった。仕事をしていたから書きたくなる様なイベントは色々とあった。この頃は技術ネタが多いのも特徴だ。最近はプログラミングから遠ざかっているから技術ネタはあんまり書けなくなった。このブログの設立当時の目的はtechブログだったから、雑記と技術記事が混ざっているのが特徴である。僕が将来復職したらまたtechネタを書くかもしれない。ただまぁ、ブログは別に分けるかもしれないなぁ。

 

最近の僕は就労移行支援に行って、帰ってきて夕飯を作って食って、ブログを書く。仕事をしていた頃と比べると、自由な時間が圧倒的に多い。だけど、書けるネタが減ったね。リアルで経験する量が減ったので、書く文章にも浮世離れしたふわふわした文章が増えた。経験に裏打ちされた確実な記述というのは社会で食っていくという体験が必要なのだろう。このあたりはプロブロガーの文章が何故つまらないのかという辺りにも繋がりそうだ。世間で叩かれていない書き手は厚みのある文章が書けない。自由に生きたくて会社を辞めましたという奴よりは、会社で不自由している人の方が書いてる内容は面白いと思うのだ。ブログなんてリアルな経験を知りたくて読んでいるようなものだろう。世間で苦労していない奴は書く文章も薄い。

 

書く文章と自分との距離を詰めるには、日常での生活の密度を高めていくしか無い気がするな。日常が充実していたらブログで書く文章も充実した物になる。その境地に至るには毎日ブログを書く習慣を続けるしか無いだろう。良い文章が書けたときの満足感は真夏の炎天下でマラソンした後のビールに匹敵する。全ての事には一つの真理がある。精一杯何かをやったなら、それに報いるだけの報酬は得られるという事だ。良い一日が良い眠りに繋がるように、良い人生は良い死に繋がる。

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